ドイツ語の必要性

何だか日本人ってドイツ語が結構好きですよね。ドイツ語って必殺技に聞こえるんですって。
例えば、

「喰らえっ、ブライシュティフト シュピッツァーーー!!!!」←鉛筆削り。
「何をっ、フースゲンガー ツォーーーネ!!!!!!」←歩行者天国。

特にアニメのキャラクターはドイツ人だったりが多いのは何故?

それは置いといて。
最近テレビを観ていると、ドイツ語って本当に必要なのかな?って思われてたらどうしましょ、って思います。
だって、日本に来るドイツ人は流暢に英語話します。もう20年も前に私がドイツで聞いていたドイツ人の英語とは雲底の差!
まぁ、若者は当時から英語の発音はまぁまぁでしたが。
あ、英語の発音に関しては、日本人の私に言われたくないかもだけど。
因みに私の英語は、典型的ドイツ人訛りだ! と2人のオーストラリア人、1人のアメリカ人に指差されながら言われたことがあります。こればっかりは仕方ないので、諦めます。

私は、20うん年前ドイツに行く前まで英語は得意でした。けど、オーストリアはザルツブルグのホームママは英語サッパリ通じず。
そしてホームステイ初日の歓迎夕食会。
私は言いたかったのです。お肉が好きでは無いと。
食べたく無いと。

え?食べましたよ、お肉。何年かぶりに。
だって、ドイツ語で言えなかったんだもん。
Ich esse leider kein Fleisch. って。
でも、目の前に出されちゃうし?
何もいわないで食べないのもママが可哀想だし?
しかも、美味しかったし…………
今となっては肉食な私。

当時私はドイツ語の必要性をそれはもう切実に感じた訳です。
キオスクのオバ様も、レストランの何だか怖そうな女性店員も全然英語が通じないんだもん!
だから、頑張った!
とにかくドイツ人の唇の動きをガン見して、オウム返しで発音真似っこ。
これにより、一ヶ月程で何とか意思の疎通ができるように。
というか、「それってどういう意味?」って、解らないことドイツ語で訊くことが出来るようになりました。

それが今や、留学経験のある生徒さんも仰ってたのですが、ドイツは英語結構通じますよって。
でも、お年寄りはやっぱりドイツ語オンリーって。
じゃぁさ、今のお年寄りが将来いなくなってしまったら、やっぱりドイツ語を学習する必要性が無くなってしまうのかしら。

そんなことないですよね。
だって言語と文化は切っても切れないもの。
ドイツという国や文化が無くならない限り、ドイツという国と関係を持つためにはやはりドイツ語が必要だと思います。

私の生徒さんたちの、ドイツ語学ぶ理由はそれぞれです。

ドイツ語の響きが好き。
ドイツの建物が好き。
バッハが好き。
転勤なったから。
ドイツの大学で学びたいから。
子どもさんがドイツ人と結婚したから。
などなど。

でもね、私は見つけてしまったのです。
れらに共通する一つの思いを。

それは、相手(ドイツ人)に失礼のないようにな言い回しを教えてください、と相談されることが多いことです。
ただ言いたいことが通じればいいという方いれば、間違えるのは恥ずかしいから頭の中で完璧に文が作れないと発話しない、という方も居ます。
でも共通してる思いは一緒。それは、相手に嫌な思いをさせないこと。それによって自分も嫌な思いをしないこと。
個人よりも社会性を重視する我々日本人ならではです。

業に言っては業に従え。
私はそんな日本人の文化とても素敵だと思います。

なので、私はこれからも、自分の考えはちゃんと相手に伝え、かつ相手に十分に配慮できるドイツ語会話をアドバイス来るようなレッスンを目指して、日々模索していくつもりです。

2015/12/14書
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