通信制大学 の ドイツ語

私は高校を卒業してすぐにオーストリア・ドイツへ語学留学したので、周りの友人達のように大学に進学したり、就職したりしませんでした。ドイツ語は実践で鍛え、語学学校で一生懸命(←若干盛ってます)勉強し、いろいろご縁ありで現在ドイツ語講師をしています。
ドイツ語は日々変化しており、ネットニュースを読んだり、動画を観たり、掲示板やブログを読むなどして、まだまだ私のドイツ語学習は続きます。だって、生徒さんからのどんな質問にも答えたいもの。

さて、語学学校などで講師になるには、面接やモデルレッスンもありますが、まず応募資格である、「大卒以上」が目に付きます。大抵の場合、「大卒以上」に続いて「もしくはそれに準ずる資格、スキルのある方」とかいてあり、の私の場合こっちでの採用とされていました。
しかし、仮にも「先生」と呼ばれるのに、高等教育を受けていないのはどうなんだろう、と疑問に思ったのが10年くらい前。教育学とか心理学、あ、西洋史やドイツ文学も勉強しておいた方がいいと思う。

「よし、大学に行こう」

ちよっと京都に行ってくる、的なノリで大学を探しました。
当時結婚7年目、主人に迷惑かけてもいけないと、通信制の大学をネット検索。
希望としては、語学に力を入れていて、そんでもって教育学、心理学…ふんふん、教職課程もあるのね。
あった、あった、ここいいじゃん。慶應義塾通信課程。
結構なネームバリューがあるので、卒論に入るまで身内にしか話しませんでした。
卒論で語学講師に関するアンケートを大量に取ることになったので、最終的には友人達にもバラしましたが。

で、本題のドイツ語。

この大学の通信課程で語学は、必修外国語が8単位、選択外国語が4単位(これは他の科目で習得可能)が必要です。
必修は英語、ドイツ語、フランス語の中から選びます。
これを機会にフランス語やろっかな、とも思いましたが、メインに考えていた教育心理学系に集中出来るように、必修外国語はドイツ語にしました。
スクーリングの授業で他の学生さんに「ドイツ語の先生なの?ズルーイ!」と言われてしまいましたが。
だって、大学のドイツ語の授業や講義ってどんなんだろうって興味があったし、そもそも知っておかなくてはダメだろうと思ったのです。
うちの生徒さん、大学生や院生もいらっしゃるし。

以下、あくまでも慶應の通信課程のドイツ語の内容です。ドイツ語で苦労している方もいらっしゃるようなので、今からここのドイツ語の単位を取ろうと思ってる方には、一つの情報になれば良いのですが。

この大学のテキストでのドイツ語は第一部から第四部まで4冊あり、一部2単位なので、ここから3冊で6単位。そしてスクーリングで2単位(約2週間大学に通って面接授業)取らなくてはいけません。

テキスト第一部は、アルファベートから始まり、発音、不定詞のsein(英語で言うbe動詞)、定冠詞・不定冠詞ときて、動詞の人称変化、冠詞の格変化、前置詞、数、助動詞、分離動詞、現在完了、主文と副文、zu+不定詞 で終わります。
初級ドイツ語の構造、基礎といったところでしょうか。でもこれ、独学だと結構難しいぞ〜(汗
私個人的な印象は、「ハイハイッ、フリガナ打っとくから、とにかく覚えて覚えて!」
同じく感想は、「一部…、容赦無いな…」
でした。

テキスト二部は、一部とセットで勉強するのをお勧めします。一部で覚えたドイツ語の構造をより系統的に学習します。内容としては、一部学習した発音の復習、動詞の人称変化(規則変化・不規則変化)、冠詞・所有冠詞、人称代名詞、前置詞、形容詞の格変化、過去形・過去分詞、定型の位置、助動詞、完了形、受動形、分離動詞・非分離動詞、再帰動詞、関係代名詞、zu+不定詞、接続法で終わります。
形容詞の格変化は厄介だな〜。再帰動詞はこれぞドイツ語!って文法だから面白いかも。
私個人的な印象は、「書ける? 読める?大丈夫?辞書買った?」
同じく感想は、「二部…、だから容赦無いってば…」
でした。

テキスト第三部は、名詞の変化と動詞の人称変化をマスターしてることを前提に進められていきます。ある程度まとまったテキストを使って、各課に出てくる文法の説明があり、復習ができるような構成。内容は、人称代名詞の格変化、名詞の複数形、命令法、過去人称変化、助動詞を使うときの語順、分離動詞と非分離動詞、副詞と接続詞、関係代名詞、完了系、数詞、接続法、指示代名詞で終わります。
おや?っと思うほど、急に優しくなりました。「易しい」じゃないですよ、「優しい」です。相変わらず文字がぎっしり詰まっていますが、フォントが若干大きくなり
、一部・二部に比べて読みやすい。説明も例文も多く、復習もたくさんできるようになっています。
私個人的な印象は、「辞書買ったよね?ハイ、もう大丈夫だね〜」
同じく感想は、「三部…、なんか親切だ…」
でした。

第四部は、ゲーテ、クライスト、カフカらの詩を読み、ドイツ語の言い回しや語彙を増やそう、って感じ。日常会話やニュースの記事とはちがって、詩の世界では作者のテクニックを駆使し、短い時間で読み手の頭を悩ませ、忘れがたい印象を与えないといけないのではないでしょうか。心態詞を使って文章に色を付けたり、感情を表したり。これは勉強というより、読書でした。
私個人的な印象は、「ハイ、もう自分でできるよね!」
同じく感想は、「四部…、うん、できる!」
でした。

レポートや学科試験は、三部・四部ともに和訳が中心でした。
しかも学科試験は辞書の持ち込みが可の和訳でした。
なるほど、ここの通信課程のドイツ語は和訳中心か。

スクーリングでは二期、上級AとBを受けました。Aの方は私を入れて女性3人しかいなく、学科テストのときに男性が一人いらっしゃったくらいで教室が広々していました。ドイツ人が日本人に聞きたいことが書かれたテキストを使用。面白かったです。終了テストは、これまたガッツリ和訳。

Bの方は三田校舎だったせいか、10人以上いらっしゃいました。パートナー組んでみんなで話し合うなど、楽しい授業でした。終了テストはいつもの和訳中心ではなく、ものすごい問題の数で私も時間ギリギリまで教室にいました。先生が試験問題を配るときに「私、学生に、テストの時間が余って手持ち無沙汰にさせたくないの」なんて、優しい笑顔で鬼みたいなこと言って、教室をざわつかせてました。私、こうゆう先生大好きです。

思い出すと沢山あるな〜。
前に学生さんが家にいていたときにテキストを見させて頂いたけど、内容は同じようでも、テキストの見易さが格段に違ってました。ここの大学の通信課程のドイツ語のテキストは、本も小さく、字も小さく、イラストも二部から全く無い。黒一色。
ドイツ語に限らず、英語もフランス語も、補助教材がないと独学は難しいかな、という印象でした。

なので、うちには結構学生さんが駆け込んでくるのだな、と改めて思い。
ドイツ語は一通り勉強した私でしたが、やっぱり必修をドイツ語にして良かったです。
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これは楽しそう♩
クリスマスに間に合わなかったから、息子の誕生日に注文しようかと!



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