私は日本語もドイツ語も同じように話せると思う。
しかし、日本語を話しているとき、ドイツ語の影響をかなり受けます。
例えば、
私 「今日は息子も持って行くけどいい?」
友人「持って行くって!あはは、良いよ〜(笑」
私心『…あ、そっか。連れてくだ』
私 「うん、あはは〜(汗」
など、ドイツ語を直訳してしまうときがある。
日本人なのに?
外国かぶれちゃって、馬鹿みたい。
そう思われるのも解る解る。
日本語はちゃんと話そう。
だって私は日本人だもの。
日本語もドイツ語もちゃんと話す。その方がカッコいい。
んが。
むしろ日本語の方がヤバイ。(ブフ、また若者ブって!笑)
ドイツから完全帰国してもう20年経ってるのに、特にレッスンがある日は恐ろしくドイツ語を引きずってしまう。
日本語の単語がただただ出てこない。
母音が強い、ら行、た行、さ行が変と夫と息子に笑われる。
従姉妹には日本語がポンコツと言われる。
なんでだろ。
オーストリア・ドイツにいたのはたった7年、日本はもう40年。
いっぱい考えて出た結論はこうだ。
自分では日本語もドイツ語も同じように話せると思っているだけで、第二言語のドイツ語を話している自分は恐らく緊張しているのだろう。きっと脳みそはフル活用。間違えないように伝えなきゃって(結構噛むけどw)。だから日本語の邪魔は入る余地がない。
そんでもって母語である日本語を話しているときは、リラックスしているのだろう。脳みそもあまり使っていないので使用頻度の高いドイツ語がフト邪魔してくる。
言語と文化は切っても切り離せないものです。
私はオーストリア・ドイツに住んでいたのは7年間弱とそう長くはないが、18才から25才までという社会人としての人間構築のメインである時代にドイツに居たことは、私の人格を強固に形成するには十分な長さだったのではと思う。
夫や息子に「愛してる」と日本語で言えない。なんか恥ずかしい。
でもドイツ語で「Shätzle(ダーリン)」、「I hob di lieb!(好き)」、「Bussi!(チューして!/チューしたい!」って言うなら全然平気。というか毎日言ってる。ドイツ人モードのときは愛情が爆発しています。
返って。
日本での会議中などは「なんで皆黙ってるんだろう。話してるのは議長(?)だけで名指しされなければほとんど誰も発言しない」って思う。会議の意味は?
日本では「ありがとう」を何度も言う。
もう1ヶ月も経ってるのに「先日はありがとうございました」って言われる。
何かしたっけ?と戸惑う私に「お食事に誘っていただいて」と返される。
それ、こんな長く感謝されることなのか!と戸惑う私も日本人。
欧米出身の友人に「日本人って、なんでこんなことするんだろうね」と訊かれても「それはね」って説明できる。だって私日本人だもの。
生徒さんたちに「なんでドイツではこんなことするんだろうね」って訊かれても「そう言えばそうだよね」なんて説明できる。ドイツ人の気持ちになってみるとできる。
何度も言いますが、言語と文化は切っても切り離せない。
他の言語を学ぶときは、その国の文化も勉強し、経験し、理解して学んでください。
とはいえ、受け入れられないような習慣は無理に受け入れなくていいです。
私はベッドに土足で上がる友人に、「貴方達の習慣を理解はするけど、私は受け入れられない。私の部屋では靴を脱いで。靴の裏についてるバイ菌を私の部屋にいれないで」
と伝えたら、
「オッケー」
と、その友人は自分をバイ菌を扱いする私に、別段気分を害することもなく靴を脱いでました。
文化の違い、習慣の違い、法律の違い、感性・概念の違い、などなど外国間ではそれこそたくさんあります。
どんな習慣にも必ずそうならずにいられない理由があります。
そのことを忘れずに、
「は?、信じられない!」と切り捨てずに、一度「どうしてだろう」と疑問を抱き、その疑問をぶつけてください。
必ず、その理由がわかる日が来ます。
そして、それでもやっぱり無理と思ったそのときは、
「理解(verstehen)はするけど、受け入れられない(nicht akzeptieren)
と言えば良いのです。
Juki
このブログのドメインはこちらで取得しました。お安いです!オススメ。
独自ドメインがあればGoogleアドセンスに申請できます。
↓
こちらもこのブログでお世話になっているレンタルサーバー。
Word pressの管理画面が落ちちゃったとき、ロリポップの管理画面で無事に修正できました。
良かった〜。。゚(゚´Д`゚)゚。
↓