外国語耳ってやっぱり大事、な件について

明けましておめでとうございます。

ことよろでございます。

随分と当ブログも更新していませんが、皆さんお元気でしたか?

新規生徒さん募集を随分と長く停止していますが、その間もちょくちょくお問合せを頂き、ご縁が繋がっている状態です。

現在息子が絶賛受験中でございまして、母としても送り迎えやら塾弁やら各手続きやらでバタバタしております。

さて、私たちが住む名古屋市には、名古屋国際中学・高校校があります。

ここは名古屋でIB(国際バカロレア)認証を有する唯一の一条校インターナショナルスクールであります。

息子の第一志望校は他の中学(名古屋国際は第四希望、涙)なのですが、私としてはここに入学して欲しいな、なんて思っております。

だって大学留学しやすいもん。

私の子なら将来外国に興味を持つかもしれない。

でも今はまったくその気配なし。

日本大好き。

日本しか勝たん。

そんな息子ですが、やはり母親の私の影響か、外国語には敏感に反応します。

生まれる前からドイツ語で話しかけていたため、小さい頃は私と二人っきりだったときはドイツ語で話してました。

彼の初めての言葉は「gut」です。

が、幼稚園に入ったときから日本語オンリーになりました。

ドイツ語で話しかけても日本語で返ってきます。

しかしドイツ語は聞き取れて理解している模様。

これバイリンガルあるある。

そして現在、11歳。最近になって「Das ist aber lecker!」とか「Schon gut」など短い文がサラッと出てくるようになり、非常に興味深く観察しています。

語学講師として。

息子はいわゆるバイリンガルではありません。

ドイツ語が理解できる日本語話者です。

ただ、ただ。

驚くべきことは、その発音。

オウム返し。

赤ちゃんの頃から聞いていた、ドイツ語の子音の強さに耳が鍛えられているとしか思えない。

英語の「th」、「r」、「l」、「e」、変母音の「a 」など。

ドイツ語の「ö 」、「ü 」、「ch」、「r (巻き舌・喉の奥のr)」など。

そして今私が中国語にハマっていて、Amazonプライムで中国ドラマをずっと流しているのですが、中国の変母音、反り舌音(chとzh)、破裂音など。

彼のオウム返しが、つまり、真似がとても上手だということ。

調子に乗りやすいタイプなので本人には言いませんが。(笑

何が言いたいかというと、私は長い間外国語の早期教育に関する、賛否両論の論文を読んでますが、やはりこれは有効かつ効果的だということ。

「お母さん、まずは日本語ですよ」と言った小学一年生のときのクラス担任を思い出す。

少なくともうちの子は日本語は私よりも上手に話す。

そしてドイツ語を理解する。

英語は置いといて、中国語は理解できないが聞き取り、オウム返し(発音)ができる。

ネイティブ並みの発音にびっくりする。

小さい頃から英語を習わせている親御さん、うちの子ちゃんは発音は上手なんだけど全然話せるようにならない、と思っているかもしれません。

しかし、少なくとも子どもたちの「耳」は普段日本語だけの生活では経験できない「音」を拾っています。

「あいうえお」以外、子音と母音セットの50音は世界でも珍しく、それ故に我々日本人は大人になってからは、子音の強い外国語には苦労させられます。逆に子音の強い外国人たちは日本語の母音に苦しまられます。

故に、英語の子音に慣れた子どもたちは、将来自分がその気になったとき、外国語をマスターしたいと思ったとき、必ず小さい頃に英語(外国語)を習わしてくれた親に感謝することになるでしょう。

その「外国語耳」に感謝することになるでしょう。

Juki

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