昨年の今頃は息子の中学受験が終わって、若干の無気力症候群になった私。皆さんはもう進路が決まっていることでしょう。
本当に、全ての子供達が希望する学校に進学できたらいいのに。
息子は、なんとか彼の第一希望の学校にご縁を頂いて、毎日元気に楽しそうに通っています。
つまり、私(母親)の第一希望だった名古屋国際には進学せず。
ま、いっか。
そして去年の11月、息子の受験勉強追い込みの真っ只中、19年我が家の癒しアイテムだった猫ちゃんが老衰で逝ってしまいました。いつも記事のアイキャッチに登場していた子です。
息子は小学校を休み、お寺へ向かう車の中、二人で号泣してました。
2年ほど前に17歳で逝ってしまったお姉ちゃん猫が眠るお寺さんです。
そこには私が嫁入りのときに連れてきた猫ちゃん、さらに私に出会う前に飼っていた夫の猫ちゃんも眠っています。
だから寂しくないよ。みんなで天国で遊んでるよ。
でも、私たちは寂しい。悲しくてしょうがない。
息子はここ5年間で、幼いながら叔父(私の兄)、祖父(私の父)、愛猫2匹の「死」を経験してしまっています。小学校に上がってからは滅多に泣かない「漢」な息子もこの4回のお葬式には耐えられず。綺麗な綺麗な涙をポロポロと流しておりました。
思い出しては涙が出る毎日。
そんな中にも怒涛の受験戦争。
去年の今頃、やっと一息ついた頃には心にポッカリ穴が開いていました。
猫ちゃんのエサコーナー、トイレもー綺麗に掃除しつつも片付けられず。
ああ、これいわゆるペットロスってやつ。
嫁入りに連れてきた猫ちゃんを亡くしたときは酷くて、見かねた夫が前の姉妹猫を連れてきてくれました。もう、お世話が忙しく、可愛くて可愛くて。悲しんでる暇がありませんでした。
でも、昨年11月に猫ちゃんが亡くなったときは、息子の中学受験で今度は悲しんでる暇がなかったのです。いつも思うのは「全落ちしたらどうしよう」、「第一志望校に落ちたら公立へ行かせる?」息子の将来はどうなってしまうのだろう。そんなことばっかり。
でも、それでも、ずっと片付けられないでいる猫ちゃんズの餌箱が置いてあるコーナーを毎朝見る。
キュウキュウと胸が締め付けられる。
シンドイ。
で、本当に幸運なことに息子は熱望する中学の合格頂きました。発表日は、2年間の塾通い、お弁当、公開模試、怒涛のクラス替えなどなど思い出して、母は涙が止まりませんでした。
そして、入学準備、入学式、オリエンテーション合宿が嵐の様に過ぎ、気がついたら私は趣味の弓道の稽古にも行かず、ただボーッと日々を過ごしていました。
ああ、これ大学でレポート書いた覚えがある。
「無気力症候群」ってやつだ。
で、YouTubeで猫の動画ばかり見てた私は、保護猫の動画がオススメに頻繁に出てくる様になって。
で。
行きました。
生まれて初めての保護猫譲渡会。
で。
出会ってしまいました。
昨年亡くしてしまった猫ちゃんと柄がそっくりな子猫に。
こんなことってある?そっくりなの。
一緒に行った息子が泣きました。
付き合ってくれた従姉妹も泣きました。
それを見た私も涙が抑えられませんでした。
保護して下さった方も涙を流してくださいました。
結局、その場にいた全員が涙を流しました。
優しい人たちでいっぱいでした。
前の猫ちゃんにそっくりな子と一緒にいたもう1匹と、合計2匹の猫ちゃんを迎えました。
今までの猫ちゃんズと同じく、2匹の子猫も私のドイツ語を理解しています。
「Komm mal!」おいで。
「Lecker lecker machen!」ご飯だよ。
「Geh runter!」降りなさい!
などなど。
我が家では再び、バイリンガルの猫ちゃんが2匹今日も元気に運動会しています。
可愛くて可愛いすぎて吐きそう。
息子も猫ちゃんズにデレデレで、そんな息子も可愛いすぎて吐きそう。
怒涛の2年間をえ経て、中学校生活も一年を終える今日この頃、我が家は今ようやく平和です。
息子の塾や学校の都合でレッスンを変更したりキャンセルしたり、でも私の生徒さんたちは嫌な顔ひとつせずに私たちを応援して、見守ってくださいました。
合格を一緒によろこんでくださいました。
本当に、ありがとうございました。
Juki
私の友人がオンラインドイツ語講師をしています。
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